ゲシュタルトの祈り


『私は私のために生きる。

あなたはあなたのために生きる。

私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

私は私。あなたはあなた。

でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。

たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。』

フレデリック・パールズ 祈りの言葉


これは、有名な心理療法、ゲシュタルト療法の創始者フレデリック・パールズの祈りの言葉です。


「相手と心の境界線をひく」

一見冷たいようにも見えますが良好な人間関係を築く為にも心に留めておいて欲しい事です。


私は、長年その線引きが上手くできずに苦しんできました。

特に家族の事で。

感情的な家族の中で育った私は家族それぞれの怒りや悲しみに深入りしすぎて自分の感情が乗っ取られたようになっていました。

私がこの家族を繋ぎ止めないといけない。
そう思っていたのに力不足で何もできない自分にずっと罪悪感を感じていました。

結局、いい子の限界がきて家出をしその間に両親が離婚して私の罪悪感は更に強くなるのですが…


誰かのために生きるのは一見美しいけれどそれが「犠牲」からなのか「自然な心」からなのかでまるで意味が違ってきます。

相手が乗り越えるべき課題まで自分が背負うという事は
相手がそれを乗り越える力がないと弱くみているという事でもあるんです。


「寄り添います。そしてできることがあったらします。
けれど、これはあなたの課題です。」


そうやって一線を引く事で成熟した人間関係が出来ていくのです。

「あなたはあなた、私は私」相手の世界と相手の底力をもっと信頼してあげて下さい。

そして、あなたはあなた自身のことをもっともっと大切にしてあげて下さい。

境界線を引くと見えてきます。
自分だと思っていたものが自分でなかったり、自分でないと思っていたものが自分であったりしたんだって事が。

あなたはあなたの責任であなたの人生を生きて
私は私の責任で私の人生を生きる
その上で手を取り合えるならそれが1番素敵なことじゃないですか。

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この記事を書いた人

生きづらさは宝物になる。過去をチカラに変えて、次の一歩を。

2020年四柱推命鑑定師として起業。2年間で800人以上の鑑定を行う。

幼少期から家族関係に悩んできた経験から、心理学を中心に心の学びを続け、2010年に心理カウンセラーの資格を取得。不思議な偶然が重なって受けた四柱推命鑑定で、家族への見方が一変するような衝撃を受ける。自分と同じように悩んでいる人に四柱推命鑑定を知って欲しいと、鑑定師になる事を志す。

現在は、四柱推命に心理カウンセリングを取り入れた鑑定を行い、「家族関係の意味が分かった。」「人間関係の悩みが解消した。」「自分の進む道に自信が持てた。」と、口コミを中心にお客様が増え続けている。とことん寄り添う、丁寧な鑑定と評判。
四柱推命カウンセリングを通して、悩みで前へ進めなくなっている人が前向きに次の一歩を踏みだせるようサポートしている。

Twitterフォロワー1万2千人。「人生が豊かになる心の在り方」を毎日発信中。

学生時代は探検部に所属。アジアを中心にバックパッカーで世界を巡る。現在は、登山と旅行が趣味。関西在住。

取得資格
・基礎心理カウンセラー(日本メンタルヘルス協会)2010年
・日本臨床ヒプノセラピスト協会(JBCH)認定セラピスト
・米国催眠士協会(NGH)認定セラピスト

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