昨日の投稿でお伝えした「自灯明 法灯明」
この教えはほとんどの宗教とは真逆の教えです。
ほとんどの宗教は自分以外の特定の神を信仰しています。
お釈迦様は物や他人はもちろんのこと、お釈迦様本人にも依存してはいけない、と言うのです。
信仰さえも捨てなさい、と言っています。
「全ての苦しみは執着から生まれる
全てを手離して楽になりなさい」
お釈迦さまは言います。
そして、最終的には
自分さえも捨てなさい、というのが仏教の教えなんです。
とはいえ、自分を捨てるってとっても難しいですよね…
「LOVEさえなければ、PEACEなんだよ」
タモリさんが戦争がなくならない理由について語った言葉の一節です。
「それはな、人間の中に『好き』という感情があるからだ。
「東洋経済」より
そんなものがあるから、好きな物を他人から奪ってしまう。
また、好きな物を奪った奴を憎んでしまう。
ホラ、自分の恋人をレイプした奴を『殺したい』と思うだろ?
でも、恋人のことを好きじゃなかったら、攻撃に転じることはない。
残念だけど、人間の中に『好き』という感情がある以上、この連鎖は止められないんだよ。
『LOVE&PEACE』という言葉があるけど、LOVEさえなければ、PEACEなんだよ。
その生き方は、かぎりなく動物や植物の世界に近いな。
ただ、『好き』がない世界というのも、ツマラナイだろう？
難しい問題だよ、これは。どうしたもんかね？」
好きという感情は、簡単にその姿を変えます。
好きなものが得られなかった時や奪われた時、好きが憎しみに変わる。
愛情のもつれから起こる犯罪が毎日のようにニュースになっていますよね。
愛国心だって信仰だって戦争の引き金になっています。
『好き』を無くせば戦争はなくなる
でも、『好き』がなくなればツマラナイ…
う〜ん、確かに。
『好き』がない世界は今の私には色褪せて見えてしまいそうです。
ツマラナイが嫌で好きな趣味に没頭したり、美味しいものを食べたり、好きな人たちと会ったりしている私。
ツマラナイが続いたら、ストレスが溜まって周りの人と諍いを起こして、平和からどんどん離れていく気がします。
１０年前におじいちゃん師匠に言われた言葉
「ブレない自分を作るには自分を無くすことだねぇ」
私が教えを体現できるようになるにはまだ時間がかかりそうです…
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