今日は久々に本のレビュー記事を。
今日は心理カウンセラーの方が書いた本をご紹介しようと思います。
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「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法 著者：大嶋信頼さん
株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役
FAP療法を開発し、いくつもの症例を治療している現役のカウンセラーの方です。
私は著者の大嶋先生の講演会に参加した事がありますが
実際にお会いした先生はとってもお茶目で素敵な方でした。
著者の本は今まで何冊か読んでいて独特の語り口にはまっています。
私が大嶋信頼さんを好きな理由は
他の心理本とは少し違った問題解決へのアプローチをしているからです。
よくある心理本は「問題の原因はあなたであなたが変われば問題は解決しますよ」と、自分が変わることを促されます。
でも、大嶋先生は徹底的に弱者の味方をしてくれます。
本にも書かれているように大嶋先生自身が自分を抑えて生きてきた経験があるからなんでしょうね。
この本は、他人のことを気にして〈振り回されている〉状態がなぜ起こるのか「脳の仕組み」の観点から説明されていて客観的に自分に起こっている事を理解できます。
大嶋先生曰く「周りを気にしてしまうのは性格ではなく、脳が周りとつながっていて、
他の人の考えを真似してしまうから」なんだとか。
そんな脳の仕組みを詳しく説明した上で他者から自分を守る方法として「自己暗示」のかけ方が紹介されています。
暗示といっても難しいものではなくただ、「振り回されそう」という時に「呪文」を唱えるだけというお手軽さ。
（ここが多分、好き嫌いが分かれるところではあると思うんですが‥）
25年間現場でカウンセリングをしてきた先生の経験と研究に基づく方法です。
本当かな？？と疑いつつでも暗示を続けていたら「あっ、そういえば他人に振り回されなくなってきたかも！」って思える日がくるかもしれません。
少なくとも、私はこの暗示で楽になりましたよ。
人にすぐ影響を受けるタイプは自己暗示と相性がいいんじゃないかなぁと個人的には思っています。
他人からの影響を受けやすい人は自分を責めやすい人でもあります。
よくある心理本や自己啓発を読んで「自分が原因だから、自分が変わらないと」と自分を追い込んで出来ない自分を責めてしまう事もあるんじゃないでしょうか。
そんな繊細な人にも大嶋信頼さんの本は「あなたは悪くないんだよ」ってそっと寄り添ってくれます。
他人に振り回されてしまう優しいあなたにこの本の暗示はお守りになってくれると思いますよ。
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