慈悲の瞑想

ここ数年で、瞑想が市民権を得てきてますね！

やっぱりスティーブ・ジョブズが絶賛したっていうのが大きいんでしょうか？

それにGoogleやYahoo!も社内研修で取り入れているなんて聞いたら
効果ありそう！って思いますよね。


私の周りにも「瞑想興味あるよ〜」「瞑想やってるよ〜」なんて人がチラホラ‥

前にも書きましたが、瞑想っていいですよ！
やっていない人は是非やって貰いたい！

という事で、

数ある瞑想の中からオススメの瞑想をひとつご紹介しようと思います。


今日ご紹介するのは、自分や他者の幸せを願う「慈悲の瞑想」です。

慈悲の瞑想は、その名の通り慈悲の心を高める瞑想法です。

この瞑想は、怒りや悲しみが心に燻っているときストレスが溜まっているとき特に、人間関係で悩んでいるときにオススメです。

やってみるとほっとできたり、心が軽く穏やかになっていくと思います。


瞑想方法はとてもシンプルですので、１日５分からでいいのでやってみて下さい。

では、さっそくやり方から‥

〈慈悲の瞑想やり方〉

基本的な所は、一般的な瞑想と同じです。　

落ち着ける環境でクッションやイスの上に座り、目を閉じます。

そして、以下のフレーズを、心の中でくりかえします。

‥ちょっと長いですね
こんなの長くて覚えられないという方も、ご安心を。

このフレーズには覚え方があります。

主語の後は同じ文章の繰り返しなのでまず、下の文章を覚えて下さい。

主語を下の順で変えていきます。

　

１度法則を覚えたら簡単ですので、是非頑張ってみて下さい。
でも、覚えるまでは、フレーズが書いてあるものを読んでもいいと思います。


ところで、先程のフレーズの中で

んんんっ⁉︎ちょっとまって！
となった所はありませんでしたか？？



私が幸せに‥（ウンウン）
私の親しい人が幸せに‥（そうだね）
生きとし生けるものが幸せに‥（いい心掛けだね）

私の嫌いな人々が幸せに‥⁉︎
↑これ！！


なんで、あいつのために祈らなあかんねん！！
と、特定の人を思い浮かべてムキーっとなった人もいるはずです。


その気持ち、よーく分かりますよ。


ムキーっとまではならなくても、嫌いな人の幸せを願うことに違和感を感じたり心の底から願えない人が大多数なんじゃないでしょうか。


人間、好き嫌いがあるのは仕方ないです。


この瞑想はあなたに
「我慢しなさい」「好きになりなさい」と言っている訳ではありません。

ただ、憎しみに対して憎しみで対応すると最も辛くなるのはあなたです。


だから、嫌いという感情が湧いてしまうのは仕方ないと理解した上で、
「そんなイヤな行動をしなければならない相手に対して慈悲の心を持ちましょう」というのが、この瞑想の目的なんです。



そして、この瞑想を通じてちょっと自分と向き合ってみて欲しいんです。



相手の中に見えているイヤな所は実は自分が許せていない自分のイヤな所だったりしまんか？？


人は自分の中にあるものしか見えません。


相手を慈しむということは、相手に屈することではなく相手と同じイヤな所を持っている自分を慈しむことでもあるんです。


この瞑想の良さは続けてみた人にしか分からないかもしれません。
でも、続けて行けば行くほど願い方のコツが掴めて気持ちが入ってくるはずです。


すべてのものの幸せを心の底から願えた時
全身が暖かいもので満たされて「心の疲れ」が消えていくのを
きっと感じられると思いますよ。