何のために生まれ、何をして生きる。
わからないまま終わる、そんなのは嫌だ。
何が君の幸せ?何をして喜ぶ?
わからないまま終わる、そんなのは嫌だ。
ご存知、アンパンマンのマーチです。
ここ数日の私のブログのテーマ「人生の目的」を考え出すと私は、いつもこの曲が頭の中で流れます。
改めて見てみると、子供向けにしては深い歌詞ですよね。
これは、アンパンマンの作者やなせたかし さんが
『たとえ難しい概念であってもそれをそのまま伝えると、子供は思いのほか理解できる』とういうポリシーの元、作詞したそうです。
今日は、そんなやなせさんの自叙伝を紹介したいと思います。
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こちらの作品は、94歳で亡くなられた作者が92歳の時に書かれたものです。
やなせさんの代表作アンパンマンがヒットしたのは60歳過ぎてから。漫画家としてはかなり遅咲きでした。
40代から50代にかけて自分が歩いていく道がまるで見えない、絶望というトンネルの中にいたといいます。
その闇のトンネルの中でもやなせさんは光の方を見続けていました。
今どのようなところにいようとも希望は必ずやってくるのです。
どのような境遇であっても、一生懸命にできることを、もしできることがなければ、一生懸命に生きることをすればそれだけで良いのです。
明日を信じて、今日一日を精一杯生きること。生きている以上は、いろいろな苦しみや不安があるのが当たり前。
その中でどう生きるか、それが生きるということです。
生き続けることはとてつもなく厳しいけれど、だからこそ生き続ける喜びがある。諦めさえしなければ、人生は必ずなんとかなる。
何歳になっても人生は捨てたものではありません
一寸先は闇でもその一寸先は光です
この本の中で やなせさんは何度も何度も「大丈夫だから」と言い続けてくれます。
苦労を乗り越えて、90年以上生きてこられた方の
人生は必ずなんとかなるの言葉はとても重みがあり、勇気づけられます。
辛い別離を沢山経験しながらも淡々とユーモアを交えて人生を語るやなせさん。
人の弱さに敏感な優しい人だからこそアンパンマンの優しい世界が描けたんでしょうね。
そんな、やなせさんが辿り着いた
「自分はなんのために生きているのか?」への答えで今日は締めくくりたいと思います。
人生は「人を喜ばせごっこ」だ。僕たちが生きているのは人を喜ばすためなのです。
〜やなせたかし
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