今日も休みのうちに読んだ本をご紹介させていただこうと思います。
『すべては今のためにあったこと』作者は中山靖雄さん。
元伊勢道場長でドキュメンタリー映画『1/4の奇跡』にも出演されています。
すべては今のためにあったこと1,257円Amazon |
この本を読んで
まず、表紙を開いたカバーのそで部分に書いてある言葉にくぎづけになりました。
そこにはこう書かれていました。
すべてを「よし」にするには時間がかかることもあります。それでも、この出来事はいいことなのだと決める事が大切なのです。
私は長い間、自分の人生を「よし」に出来ませんでした。
高校までの私は勉強やスポーツが出来て何でもそれなりにこなせる学級委員タイプでした。
恵まれているのになんで「よし」って出来ないの?って思われるかもしれません。
でも、私はずっと思ってました。
「私はウソをついている」って。
私は大分無理をして優等生をやっていました。
試験の前は明け方まで勉強していたし、
スポーツ大会の前は、早起きして走り込んだりしていました。
人に優しく、ニコニコ、明るく「しなければいけない」と思って頑張っていました。
天才でも、器用でもないただの普通の子だったのに
優等生でいる事にしか自分の価値を見出せなくて必死で理想の自分を演出していたんです。
高校に入った頃から家族内のゴタゴタが悪化して、私は、食べては吐いての摂食障害が始まりました。
家族や友達の前では変わらずニコニコいい子だったけど
愚痴や人を傷付ける言葉をそのまま口にする家族に内心うんざりしたり
素直に人に頼れる同級生に嫉妬したり
友達が話す家族の話をニコニコ聞きながら意地悪な思いが湧いてきたり‥
いい子をやればやるほどどんどん心は汚れていくように思えました。
人前にいる自分はニセモノでトイレで吐いてる自分だけがホンモノ。
そんな風に思っていました。
その後結局、色んな事に耐えきれずに家出をして「家族を捨てた」「いい子じゃない」【罪深くて無価値な私】というレッテルを20年近く自分で自分に貼ってしまう事になるのですが‥
今から思えば家出の他に方法はいくらでもありました。
私のとった行動は未熟だったし間違ってたかもしれません。
でも、ギリギリだった私の為に行動を起こせた当時の私を
よく頑張ったねって抱きしめてヨシヨシしてあげたい。
今はそう思えます。
過去をポジティブに書き換えるんじゃなく過去があったからこその自分を生きる。
苦しんだからこそ得られたものに目を向ける。
「よし」にするってそういう事なんじゃないかと私は思います。
過去に起きた事は「すべては今のためにあったこと」
そう思えたら、これからの未来ももっと楽しみになりますね。
この本の内容で他にも語りたい事があったのに昔語りが長くなってしまいました。
セミナーで話す内容を考えようと過去の体験を深掘りするうちに閉じていた蓋が開いてしまったようでこの頃過去の出来事が色々蘇ってきて困ります‥
大方昇華したつもりだったんですがまだ奥に色々残ってたんですね(汗)
という事で、今日書き損ねたこの本からの気付きをまた明日書こうと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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