私が本格的に心を学ぶきっかけになったのは逗子に住む「おじいちゃん師匠」との出会いからでした。
ある日、登録していたメルマガを読むとメールの下の方の告知欄にこんな事が書かれていました。
「こんなおじいちゃんが初講座を開きます。私も学ぶので一緒に学びませんか?」
・長年整体師をやっている
・68歳で起業した
・心と人生の仕組みを教える
・仏教にも造詣が深い
・気功も出来る…
今考えると怪しげですが私は、なぜかその告知に心惹かれてそれまで誰かの講座やセミナーに行った事もなかったのに、その「おじいちゃん」から学ぶ事を決めたのです。
結果、そこから『心の仕組み』の解明にどっぷり浸かる事になるのですが…
おじいちゃん師匠の教えはとても深いものでした。
でも、深すぎて当時は理解できないものもありました。
当時、職場の人間関係で悩んでいた私は講座の懇親会でおじいちゃん師匠に同僚がこんなでこんなで…と切々と自分の現状を訴えました。
一通り聞いたあと師匠は言いました。
『その問題って本当は無いのかもしれないよ』
(いやいや、問題があるからこそこんなに悩んで苦しんでるんですってば!)
反論する私を師匠は『そうかぁ』と微笑んで受け入れてくれていました。
今なら分かります。
本当は問題なんて無かったんだと
私が勝手に問題にして私が勝手に苦しんでいただけだったんです。
私の思い込みや観念が悲劇のストーリーを作って
私はどっぷりそこに嵌まり込んでいたのです。
『問題は問題ではない』という見方を師匠は教えてくれました。
今はもう亡くなってしまいましたが
おじいちゃん師匠の穏やかな佇まいを思い出すと私の心はほっこり暖かくなるのです。
その問題は本当にありますか
2020.01.24
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