先日、自己啓発系のセミナーに行ってきました。
人生を充実させるにはまず、お金の使い方でよく言われる「浪費・消費・投資」の分類を時間の使い方にも当てはめてみる。
「浪費」自分のの幸せにつながらない時間
「消費」生きるために最低限必要ない時間
「投資」自分の幸せにつながる時間
そして、自分が「今、浪費・消費・投資のどの時間を過ごしているのか」を常に意識して「浪費時間」を減らして「投資時間」を増やしましょう。
という主旨のセミナーでした。
講師の先生の話に納得した私は「よし、無駄を省いて効率的に時間を使おう!」と意気込んで家に帰ったのですが…
頭の中では、全く関係ない、いがらしみきおさんの「ぼのぼの」を思い出していました。
「ぼのぼの」は主人公のラッコのぼのぼのと、その友達のシマリスくんとアライグマくんの三人が繰り広げるほのぼのとした日常を描いた4コマ漫画です。
ほのぼのした絵やキャラクターと独特の視点や哲学感とのギャップがとても魅力的な作品です。
「ぼのぼの」の日常は、一見すると「無駄」とも思える程にゆっくりです。
ぼのぼのくんは、風と仲良くしてみようと言って
芝生にごろごろころがっていますし
シマリスくんは、雲が大きいからといって
大笑いしています。
木に登れないくて空が高くみえないと言うぼのぼのくんに、アライグマのお父さんは言います。
「空が高かろがえじゃないか
地面にちゃんと花がある」
忙しい私達は「無駄」を嫌います。
「効率、効率」と成長を求められる…
でも、それが息苦しい時があります。
そんな時に「ぼのぼの」の世界は私たちの心をほっと優しく包んでくれます。
無駄な事って実は豊かな事なんじゃないかと、この本を読んでいると思わされます。
世の中には色々な情報が溢れています。
そして、大抵の場合、情報にはそれぞれ正しさがあります。
色んな情報に出会った時に私たちが持つべき質問は
「何が正しいか?」ではなく「何が自分に合うか?」なのではないでしょうか。
それは、あなたの性格的な合うも、その時の状態に合うも含めて。
合理的な人生を頑張れる時は頑張ったらいいし頑張れない時は頑張らなくていい。
自分の心にしっかり問いかけて、今のあなたにしっくりくる方を選んでみてはいかがでしょうか。
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