世の中、重い雰囲気になっていますね。
連日のニュースも暗いものばかり…
私も、気にしないようにと思っていても
情報が入ればやっぱり気になってしまいます。
今日は、お釈迦様が亡くなる時に最後に弟子に伝えられた言葉を
お伝えしようと思います。
これは、弟子がお釈迦さまが亡くなったら
これからどうすればいいのかと問いかけた時の答えです。
「自灯明、法灯明」
自灯明とは、自分を頼りにして生きること。
法灯明とは、真理を頼りにして生きること。
「先の見えない暗闇のような人生を照らすロウソクの明かりのように他者を頼らず、自分や真理を拠り所として歩いていきなさい。」という事がお釈迦さまの最後の教えでした。
確かに、もし自分以外の誰かを灯火として、前を照らして貰って生きていたのでは、その誰かがいなくなり明かりが消えたとき、暗闇の中を彷徨う事になってしまいますよね。
ここで注目したいのが拠り所とすべきものに「自分」が先にきている所です。
これまで生きた中で自分が培ってきた自分の中の真理それが一番の拠り所だとお釈迦さまは説いています。
良心、本心で生きること。
良心、本心に問いかけそれを拠り所にする事。
それが今私たちに求められている事なのではないでしょうか。
物ごとには必ず意味があります。
この状況に置かれた意味自分が本当に望む事を自分に問いかけてみてはいかがでしょう?
イライラや、悲しみ、憤りのその奥に
どんな良心、本心があるのか?
安心、安全、健康、楽しさ、愛、思いやり…私が心の奥底で望んでいたのはそういったものでした。
この状況は普段当たり前に受け取っていたそれらの物の価値を
再認識させるために起きているんだと私は思います。
怖い怖いで縮こまって
この時間をやり過ごすのではなく
今だから出来る事ってなんだろう?
イベントがキャンセルになったらゆったりした時間をどう楽しもう?
そして、自分に出来る事ってなんだろう?
と発想を切り替えて良い時間を過ごしていけたらいいですね。
自分の中の真理
2020.02.29
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