私の会社がある京都は
ちょっと前までは沢山の外国人旅行者に来て頂いていて
朝の京都駅では大きなスーツケースを持った外国の方を大勢見かけていました。
でも、最近はそんな光景を見かけることも
めっきり減ってしまって寂しいかぎりです。
外国人旅行者に道を聞かれて教えてあげると
『アリガトウ』の言葉と一緒に
たまーに〈合掌〉をして下さる方がいて
とても、ほっこりします
日本人のお礼って合掌のイメージがあるんですね。
実際、日本人が合掌するのは
神仏に祈るときと
ゴハンの挨拶くらい?
でも、手を合わせることで
ちょっと神聖な気持ちになれますよね 。
日本人にとって身近なような‥身近でないような‥
そんな〈合掌〉には
どんな意味が込められているのかを
今日はお伝えしたいと思います。
合掌は仏教と一緒にインドから伝わった習慣です。
清浄な右手と不浄な左手を合わせることで
人間の真実の姿を表していると言われています。
そしてもう一つ
胸の前で手を合わせる事で
「私は何も武器など持っていません」
「敵意はありません」
「これ以上のモノを望みません」
と相手に伝える意味もあるんです。
実際、合掌をしてみると
ゴハンを食べることも
着替えることもペンを握ることだって出来ません。
いいも悪いも隠さないそのままの自分で
敵意なく相手と向き合う。
それが、合掌に込められた意味なんです。
私はいつも心で合掌をするように生きたいと思っています。
私はあなたに敵意はありません。
私はあなたと戦いません。
私はあなたに感謝しています。
相手に、そして自分に言い続けられる私でありたい。
そう願っています。
そして、欲を言うなら
世界中の人がそんな気持ちで向き合える世の中に
どうかなりますように‥
‥(合掌)‥
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